2012年08月30日

アメリカの旅〜二つの祖国〜

 山崎豊子さんの「二つの祖国」という小説がある。30年ほど前にNHKの大河ドラマにもなった。アメリカで生まれた日系2世たちの人生を描いた作品で、Los Angelsの日本人街に住む兄弟を中心に話が展開する。弟が柔道の選手として日本に行っている間に、太平洋戦争が勃発する。アメリカの日系移民は、大統領令で山岳地帯につくられた強制収容所に隔離される。その後 兄はアメリカ人としての忠誠を示すために、米軍に従軍する。弟は、実家の鹿児島から、日本兵として従軍する。そして二人は 南の太平洋の島のジャングルで敵同士として再会する。終戦後、兄は東京軍事裁判で通訳を努める。判決後、兄は自分のアイディンティティが分からなくなり自殺する。といった ちょっと信じられないような筋書きの悲劇だった。(でもほとんどが史実らしい)いまでも 戦中戦後の歴史観に対して議論百花の日本には、リアリティを持つ内容だ。日本では、現在もなお、太平洋戦争は「アジアの解放」を旗印に戦った自衛のための戦争だとする右翼系の意見と、東京軍事裁判での判決を基調とした侵略国家日本という東京裁判史観が対峙している。同じように敵国人であったドイツ系移民やイタリア系移民に対してはこのような隔離政策は行われていない。そのことからも、太平洋戦争は、白人社会にとっていかに異質な戦争であったかを物語っているし、隔離政策は、当時白人社会が有色人種をどう見ていたのか、その片鱗を示すひとつの証拠にもなっていると言えよう。

IMG_4776_800.jpg
移民の苦労を展示してある日本人センター

IMG_4779_800.jpg

古いリトル東京の街並み

IMG_4780_800.jpg
こちらは 日本食でにぎわう新しいリトル東京

IMG_4749_800.jpg
勤労を尊しとした二宮尊徳像に脱帽!

難しい話はさておいて、これまた30年ほど前 (旧姓)桜田順子さんが 「来て来て」と連呼していたサンタモニカ海岸である。

IMG_4698_800.jpg

i01820_800.jpg



IMG_4713_800.jpg
こじゃれた店が立ち並ぶ海岸通

i01806_800.jpg
そして ここはまたルート66の終点でもある。
posted by Kogame3 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史認識

2012年08月24日

アメリカの旅〜Los Angeles〜

 私は 小学生のころ夜8時に寝ていた。いや 寝かされていた。それが 中学生になったとたん11時までOKになった。そして、いつの間にか 洋画ファンになっていた。当時は、月 水 金 土 日と週に5回も洋画の放映があり、そのほとんどをあたりまえのように見ていた。時は70年代中盤である。毎晩の映画鑑賞にもかかわらず毎晩感動して満足していた。高校入試の日の前日も映画鑑賞は続いていた。その後も大人になるまでこの映画三昧は続く。古い映画が多かったが、大物俳優も多かった。スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、チャールトン・ヘストン、クリント・イーストウッド、ダフティン・ホフマン、ユド・ブリンナー、ジャッキー・チェン、ロバート・デニーロ 古くは ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス、ヘンリー・フォンダ、ゲーリー・クーパー、ハンフリーボガード、チャップリン ヨーロッパ映画では、アラン・ドロン マルチェロ・マストロヤンニ、ショーン・コネリー(007)、ジュリアーノ・ジェンマ 女優では、マリリン・モンロー、ブリジッド・バルドー、クラディア・カルディナーレ、ソフィア・ローレン、オードリー・ヘップバーン、キャサリンロス、オリビア・ハッセー、エリザベス・テーラー、イングリッド・バーグマン、ナタリー・ドロン、ジュリー・アンドリュース(すこし偏ってしまったか?)などなど、順不問でいっぱい出てくる。80年代、90年代は 自分で映画館に見に行くようになって新たなスターに出会うが、このTV映画鑑賞時代に刷り込まれた大スターの印象は一生忘れない。 私にとっての 強烈なアメリカンナイズの時代である。そして 今思えば、その多くが、Hollywood 映画であった。

IMG_4613_800.jpg

IMG_4597_800.jpg


IMG_4539_800.jpg

IMG_4744_800.jpg



IMG_4548_800.jpg

いま こうしてその地に立っていることが不思議であった。30年、時間が経ちすぎたのだろうか、当時の興奮はもうない。でも 自分を形成している一部が確かにこの地にある。
posted by Kogame3 at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年08月12日

アメリカの旅〜Salt Lake〜

 次回のアメリカ大統領選 オバマの対抗馬ロムニーはモルモン教徒だ。Yellow Stoneの帰路、モルモン教の総本山 ユタ州 Salt Lake Cityに立ち寄った。宗教都市だけあって 街は美しく清楚な感じがする。早朝、街を散歩するとスーツにネクタイをビシッときめた信者さんがTempleに吸い込まれていく。ネクタイ姿をほとんど見ないカリフォルニアとはえらく違う。キリスト教の一宗派であるが、既存のキリスト教からは、認められていないらしい。

IMG_4265_800.jpg

日曜の朝は全国からお参りに来るそうだ。

IMG_4267_800.jpg

総本山のソルトレイク・テンプル

IMG_4260_800.jpg

この高層ビルも教会である。お金持ちの宗教だ。

IMG_4277_800.jpg

美しいたたづまいの州議会議事堂。立派である。

IMG_4337_800.jpg

Salt Lake Cityの西側には当然 Salt Lakeがある。しかし そこはただの塩分の多い湖である。Salt Lake Cityから西へ一時間ほど行くと当然道の両側が真っ白の塩の平原に変わる。Salt Flatsというらしい。

IMG_4309_800.jpg

Salt Flatsの看板。ちゃんと足を洗う場所まで用意されていた。

IMG_4321_800.jpg


車を降り この世にも不思議な平原を歩く。足の裏には バリバリという塩の塊を砕く感触がある。この平原で 世界最速の自動車が走るらしい。たしかに どちらを向いて走っても問題はない。

San Joseまで 770mile この日 一日の走行距離としては自己最高を記録した。
posted by Kogame3 at 11:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記